さすがUbuntuと言うべきか。TeX環境が思いのほか簡単にインストールできたので報告する。
TeX関連の環境設定は、全く何をどうすればいいのか、OSやディストリビューションが変わるたびに、毎回、試行錯誤をしながらトライ&エラーを繰り返すことになる。
最近は、高機能なワープロがUNIX環境でも動くので、普段の業務でTeXを使う必要は無くなっている。
テキストを処理してTeXで出力すれば美しい添付資料になるだろうなと思うときは何度かあったが、TeX関連のインストールが面倒だったし、その手のテキスト処理のスクリプトを書いている時間もないし、マウスを使ってコピペコピペでごまかしていた。
しかし、どうやらいまだに論文はTeXを使うのが前提となっている学会も多いらしい。簡単な論文を依頼されたのだが、論文を書くつもりなら当然TeXは使えますよねと言わんばかりの勢いで、eメールでTeXの雛形が送り付けられてきた。
しかも、TeXって便利ですよね的な雑談まで添えられている。有無を言わさぬつもりらしい。
まったく……、研究者という肩書きを持った方々は頭が硬くて困る。
愚痴ばかり言っていても仕方ないので、手を動かすことにした。