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2010年9月19日日曜日

Kindle3 ゲットだぜ!

昨日、Kindle3が届いた。
もともとこの手のガジェットは大好きで、PalmPilotを日本語化して遊んでいたこともあるので、Kindle2あたりから、かなり気になっていた。
どうも中身はLinux&Javaのようだし、うまくすれば結構遊べるかもしれない……などと思いつつ、そんなことして遊んでる暇ないしなぁ……という思いもあって買いそびれていた。
Kindle3になって、日本語フォント内蔵で、ハックしなくても日本語PDFが読めると知って、ますます欲しくなったのだが、う〜んでもやっぱり……時間がなぁ。
ただ、最近、出先でメールを確認しなくてはならないことが多く、ノートPCやらPDAやらスマートフォン(ちょっと古目)あたりを持って歩くのだが、どれも、イザというときにバッテリー切れになる。
もしかして、Kindleって、すごくバッテリーが長持ちするのではなかったかな? こいつで、Gmailを読めば、いつでもメールを確認できるじゃないか!
つい、こんな愚にもつかない言い訳が思いついたので、勢い買ってしまった。円高だし、ま、いいか。
購入したのは、Kindle 3G + Wi-Fi 。
やっぱり電子ペーパーの視認性はかなり高い。これは液晶と比べてはいけない。
液晶のように文字の表面に一枚ガラスが被った感じが一切無い。表面に印刷されているものを見ている感じだ。
大きさは、ハードカバーの大学のテキストなどよりもひと周り小さい。厚みはとにかく薄い。
下のほうに並んでいるアルファベットのボタン類は、Amazon.comの写真で見るよりも、もう少ししっかりしている。もっとチャチなものかと思っていた。
電源を入れるや、勝手に3G回線に接続してなにやら通信を始めた。先に$0.00で購入できるKindle bookを買っておいたので、それを読み込みに行っているらしい。
USBポートから充電しつつ、Webブラウザを開いてみた。
想像以上に美しい。モノクロではあるが、高精細でありながら、どの角度からでも視認性が高いので、臨時のブラウザとしては十分美しい。
どのサイトを見に行っても、Javascriptも正しく認識しているようだし、画面が大きく崩れることもない。ただ、読み込みに時間がかかるのと、稀に、読み込み中に無闇にキーに触るとハングアップ状態でうんともすんとも言わなくなることがあった。
読み込み速度については、Wi-Fiを設定した後でも、あまり早くならないので、内部でHTMLの解釈に時間がかかっているのではないだろうか。
あと、ファイルのアップロードはできない。また、ダウンロードできるファイルは、拡張子(ファイル名の最後の"."の後の文字列)が、prc mobi txt azw azw1 に限られるようだ。つまり、PDFはブラウザから直接ダウンロードして読むことができない。(方法はある……
PDFを読む場合、PCにUSB接続して、PC経由で放り込むことになる。
早速、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)のデータを青空キンドル(http://a2k.aill.org/)経由でPDF化。Kindleにコピーしてみた。
Kindle上で開いてみてびっくり。これはもう本当に美しい。青空文庫リーダーとしても十分購入した甲斐があったというものだ。
青空文庫の「宝島」(無料)と、Kindle booksの「Treasure Island」($0.00)を1章ずつ交互に読みすすめると英語が苦手な私でもどうにか原書が楽しめる。しかも無料で。その上、かさばることがない。
青空文庫形式のルビ付きテキストをzipで圧縮してインターネット上に置いておけば、青空キンドル経由でPDF化して、Kindleで読むことができる。(青空キンドルでは、青空文庫のURL以外は受け付けないようです)
意外に簡単な方法で、Kindle向け日本語書籍を出版できるのではないだろうか。無料で配布するつもりなら今からでもできるし、課金する仕組みも案外簡単に作れるんじゃないだろうか?
新しいデバイスが出てくると、いろいろ夢が広がっておもしろい。

※追記
青空キンドルでは、青空文庫のURL以外はダメのようです。
代わりに、TeX環境があれば、「青空文庫を読もう!」(http://psitau.at.infoseek.co.jp/aozora.html)に、青空形式のテキスト→TeX→PDFという一連の変換に必要なファイルがありますので、こちらで変換を行なうことができます。

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