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2010年11月14日日曜日

組み合わせるとおもしろい。Googleのサービス、Google辞書と、Script Converter

Googleは正式に公開しているサービスの他に、時々「ん?」と思わせるようなサービスをこっそり公開していることがある。
大方は「まぁ、おもしろいかもしれないけど使わないだろう」というのものが多いが、そんな中に「あ、これ便利かも」というものが紛れ込んでいる。
Google辞書というサービス。さまざまな国の言葉で使える辞書といえばいいのだろうか。ある言語から英語、英語から別の言語へと、英語を間にはさめば、二十数種類の言語の単語を相互に調べることができる。
このページに行き着いたときは、「おっ、ついにGoogleも辞書サービスをはじめたか!」と思ったが、次の瞬間がっかりした。日本語化されたページがあるにも関わらず、日本語関連の辞書がない。英和や和英はできないのだ。韓国語や中国語、タミル語やカンナダまであるのに、日本語はない。なんで?「こりゃ、とうぶん使わないな」そう思った。(もっとも、日本語の場合はGoogle翻訳を辞書として使えばいいのだが)
しかし、同じGoogleのサービスであるScript Converterを知って、これは使えるかもしれないと思った。
Script Converterとは、さまざまな国の言葉の発音だけを別の国の言葉で表記し直してくれるサービス。これも単体ではちょっと「?」なサービスだがGoogle辞書と組み合わせれば、意外な使い道があることに気がついた。
例えば、Google辞書で英語の"apple(リンゴ)"をタミル語では何と言うかを調べる。すると、"ஒரு பழம்"であることがわかる。しかし、タミル語の文字を知らないし、発音に至っては全くわからない。そこで、この単語をマウスを使ってScript Converterにコピー&ペーストする。すると、"oru pazham"であることがわかる。タミル語を知らないので、本当の発音はわからないが、たぶん「オル・パズハム」と発音して問題なさそうである。
さて、こんなものが何の役に立つのかとお思いかもしれない。
新しい商品やサービスの名付けなど、外国語の音を拾って意味のある造語をつくらないといけないとき、辞書を引くにしても英和、和英、せいぜい和仏、和独ぐらいを引っ張り出してきて、ああでもないこうでもないとやるのが精一杯だ。
そんなときに、この方法は使えないだろうか。辞書の種類は一気に二十を超える。おもしろいネーミングができそうである。

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