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2010年8月14日土曜日

遅ればせながら、Ubuntuって、すごいね

世間のLinux通の方々には、今更何をいっているんだと思われるだろうが、とにかく新鮮に感じたので、その感覚が色あせないうちに書いておくことにする。
先日、EeePC S101のWindowsXPがクラッシュして以来、Ubuntu 10.04LTS をインストールして使っているが、Windowsからの移行に関してまったく問題が起こっていない。ネットワークへの接続はもちろんとして、グラフィック画面や、音声出力の設定をはじめとして、日本語関連の設定から、プリンタの設定まで、まったく何のマニュアルも参照することなく、「こんな感じでいけたらラッキー」というつもりでクリックしていくと、全てうまく設定できている。(そもそも手動設定するところは少ない。ほとんどは自動設定のまま)
最も驚いたのは、EeePC S101がWindowsXPで使っていたときよりも、キビキビ動くようになったこと。
これは、マイクロソフト的にかなりまずいんじゃないかと思う。
Intel Atomのコアが2つある恩恵をここまで享受できるとは思わなかった。例えば、今もバックグラウンドでgcc-4.5.1をコンパイルしているが、こうして、何のストレスもなくブログを書くことができる。
たいていの動画の再生や編集もできるし、Openofficeで書類作りには困らない。PDFはAcrobat readerで見ることができる。仕事に使っても、趣味に使っても、まったく問題ない。
S101はスピンドルレスなネットブックなので、内蔵ストレージが16GBのSSDしかないが、もともとプロジェクト毎に外付けのUSBストレージにデータを入れていたので、何のストレスもなく移行することができた。
Ubuntuは、南アフリカ生まれのイギリス人IT長者、マーク・シャトルワース氏が、オープンソフトウェアに儲けさせてもらった恩返しにと、誰にも使いやすいLinuxディストリビューションとして作ったのだとか。
なるほど……、MS-DOS~Windows95のころのビル・ゲイツや、AppleII~Macintosh創世期のころのスティーブ・ジョブズみたいに、はっきりしたビジョンを示すリーダーがいると、開発の方向性が決まるので、ユーザーからもわかりやすいものができる。
いままで、自由、フリー、オープンという言葉の下に、ある程度の好き勝手を許すところがLinux文化(GNU文化?)のような気がしていたが、Ubuntuは、はじめてはっきりとしたビジョンに引っ張られながらまとめあげられたLinuxディストリビューションなのかもしれない。

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