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2010年12月25日土曜日

「おれはミサイル」 #bookjp .

ゼロ年代SF傑作選」(ハヤカワ文庫)を読んだ。特別な理由があって読み始めたわけではない。
かなり前に、ロバート・F・ヤングの「九月は三十日あった」が読みたくて、この作品が収録されている「ジョナサンと宇宙クジラ」(ハヤカワ文庫)を買った。「九月は三十日あった」の主人公ダンビーの教師ロボットとの甘酸っぱい思い出を読んで、昔のSFはいいなぁ~と思った。
それから、その反動というか、逆に最近のSFってどんな感じなんだろう。そう思って、「虐殺器官」を含め、最近のSF小説というものをざっと読み漁っている。その中で、またスゴイ作品に出会った。

2010年12月23日木曜日

デジタル、1と0というメタファ

昨日、久しぶりに会った知人と食事をした。
その雑談の中で、コンピュータの中のデータの塊を「ファイル」と言い始めたのはすごいという話になった。データの塊ごとに名前をつけて記憶させたものに、ファイルという実在のもののメタファを与えたのはすばらしいと思う。
コンピュータがグラフィカルな表現を強化して、画面のことをデスクトップ、過去にディレクトリと呼ばれていたものをフォルダと呼ぶようになった。そうやって、単なるデータの塊に与えられたメタファのみを意識していれば、デジタルデータの羅列をどう処理すべきかはOSが判断してくれるわけだ。
そうやって、パソコンはどんどん使いやすくなった。

2010年12月18日土曜日

#projectitoh 「ハーモニー」読了。

乙女チックである。「虐殺器官」の後に続けて読んだからだろうか、主人公が女性であることを割り引いて考えても、やはり乙女チックな内容に仕上がっているように感じる。
謎解きはふんだんに盛り込まれているが、主人公霧慧トァンが本質的に悩み苦しむ様は描かれていない。本当に悩み抜いた時間は物語の中からスッポリ抜け落ちていて、まるで、人生も世界も達観しているかのように大胆に振舞っている。

2010年12月5日日曜日

Ubuntuで日本語OCR

ちょっとしたテストのために、本に掲載されているサンプルプログラムのソースが欲しくなった。もちろん、本に掲載されているのは紙に印刷されているソースコード。まえがきを読んでもあとがきを読んでも、ダウンロードする方法は載っていない。手で入力するか。とも、思ったが、面倒臭いことこの上ない。
こんなときOCRが使えれば便利なのだが……

2010年11月21日日曜日

ibus&Chrome問題解決

先日のブログに書いた、ibusを使うとChromeのフォームの入力時に不具合が起こるという話、最新のバージョンアップで解決されているようです。Ubuntuのアップデート・マネージャで一気に更新してしまったので、どのモジュールが原因だったのか全くわかりませんが、とにかく今は問題なく使えています。Gmailも快適に使えます。

「新規事業がうまくいかない理由」(坂本桂一:東洋経済新報社)

知人に薦められたので読んでみた。
紙は厚いし文字数は少ないので、小1時間で読み終えることができる。あとがきまで含めても167ページなので、何か新しいことを始めたいと思っているのならば、とりあえず読んでみるといいかもしれない。
内容は帯に書いてあるほど「型破り」というわけではない。そこそこの規模の会社なら新規事業への投資は、何かの形で経験しているだろうが、それにまつわるあるある話がわかりやすく整理されている。

2010年11月14日日曜日

組み合わせるとおもしろい。Googleのサービス、Google辞書と、Script Converter

Googleは正式に公開しているサービスの他に、時々「ん?」と思わせるようなサービスをこっそり公開していることがある。
大方は「まぁ、おもしろいかもしれないけど使わないだろう」というのものが多いが、そんな中に「あ、これ便利かも」というものが紛れ込んでいる。
Google辞書というサービス。さまざまな国の言葉で使える辞書といえばいいのだろうか。ある言語から英語、英語から別の言語へと、英語を間にはさめば、二十数種類の言語の単語を相互に調べることができる。

2010年11月8日月曜日

コンソール画面で日本語を表示&入力

最近、仕事でX windowを使わないミニLinux環境を構築した。その際、コンソール画面で日本語の表示・入力ができるよう設定したので報告する。基本システムにはDebian5.0を用いた。
まず、はじめに、Debian5.0をインストールする。
http://www.debian.org/index.ja.html から、安定版のisoイメージをダウンロードしてインストールディスクを作成する。
ネットワークインストールCDのisoイメージファイルは、サイズが小さくお手ごろ感が高かったのでこれを使った。
(参照:http://www.debian.org/CD/netinst/

2010年11月3日水曜日

IMをあえてibusからscimにしてみたら

Ubuntu10.10の標準のインプットメソッド(IM)はibusである。Google日本語入力mozcとの相性もよく使い易いのだが、残念ながらGoogle製webブラウザChromとの相性が微妙だ。
大方の作業では問題ないのだが、一部のフォームにテキスト入力しようとすると不具合が生じる。気持ちよく入力していて、おっ、この単語は前にも出てきたぞ、と思い、上の方にある単語をコピーするために、マウスでハイライトしてCtrl-Cを押した瞬間、その単語(コピー元)が消えてしまう。
また、テキスト入力欄の中で全文コピーしようとしてCtrl-Aを押した瞬間、一生懸命入力した全ての文字が消えてしまう。

「虐殺器官」(伊藤計劃:ハヤカワ文庫)

久々に、一気に最後まで読み切った。
いわゆる、ゼロ年代SFといわれる作品。
いろいろ賞を取った作品なので、読みたいとは思いながら、タイトルが放つ強烈な臭いに気圧されてなかなか手に取ることができなかった。
グロテスクな表現も多く、かなり好き嫌いが分かれる内容。
9.11以降、やたらと安易にテロや内戦の話を味付け程度に持ち出すSFが多いので、はじめは、ああ、またか、という感じだったが、読み進むにつれ、そういう作品とは全く違うものだとわかる。この小説はむしろ、人間の生死について正面から食いつこうとしている。安易に銃を持ち出して、簡単に人が死ぬ様をあたかもリアリティを高めるためのスパイスのように使っているものたちとは明らかに一線を画している。

2010年10月21日木曜日

Ubuntu 10.10 に、バージョンアップ完了

OSのバージョンアップをすると、経験上、たいていどこか途中でつまずいて、結構面倒なことになる。
そのあたりは、ある程度覚悟して10.04→10.10のバージョンアップを試みたが、全く問題なく終えることが出来た。
ただし、日本語版Remix版の機能を使うには、Japanese Teamの10.10用リポジトリを有効にする必要がある。これは、[システム]→[システム管理]→[日本語環境セットアップ・ヘルパ]を実行するのが簡単で良い。
また、アップグレード前に独自にその他のリポジトリを登録していた場合は、無効になっているので、[アプリケーション]→[Ubuntuソフトウェアセンター]を立ちあげて、[編集]→[ソフトウェア・ソース]から、[他のソフトウェア]タブでチェックし直すのが簡単で良い。

2010年10月3日日曜日

Kindleユーザーに朗報? googleクラウドIME

Kindle3やハックしたKindle2を使って、日本語入力をするには、AjaxIMEが組み込まれた、つぶやきんどるや、きんどるぐぐるきんどるGmailなどのwebサービスを使わなくてはならない。
このweb上のIMEなどに、Google日本語変換が使えるようになるサービスをGoogleが発表した。
Google 日本語入力 - CGI API デベロッパーガイド(http://www.google.com/intl/ja/ime/cgiapi.html)」を見て欲しい。
"http://www.google.com/transliterate?langpair=ja-Hira|ja&text="
の後ろにひらがなを書けば、変換候補が返ってくる。

Google検索を翻訳ツールに!?

今日、amazon.co.jpから本が届いた。『翻訳に役立つGoogle活用テクニック』と『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』の2冊だ。
段ボール箱を開けて意外だったのが本の厚み。『翻訳に……』のほうが『映画を……』よりも分厚いのだろうと勝手に想像していたのだが、全くその逆。『映画の……』のほうが倍近く分厚い。
まぁ、そんなことはどうでもいい。とりあえず『翻訳に……』から読み始めたら、結構目からウロコ的な使い方が例示されていた。

2010年9月29日水曜日

kindle books 日本語対応も近い!?

日本から Kindle books で、自分の電子書籍を販売することは既に可能である。ただし、まだ日本語はダメ。
Kindle books で、電子書籍を販売するためには、Amazon DTP から、作品を登録しなくてはならない。この、Amazon DTP が、英語やフランス語、ドイツ語など、19言語には対応しているのだが、日本語はまだ未対応。
ただし、内部的には既に対応済みなようで、日本語のデーターでも登録はできるようだ。

2010年9月25日土曜日

Kindle3で日本語入力

Kindle3の購入に踏み切るきっかけは、Webブラウザの高機能化と、日本語表示の対応だった。
3G回線が無料で使え、日本語表示ができるのであれば、出先でGmailをチェックすることができる。Kindle2をハックしてもできるようだったが、昔、PDAの類をハックしまくっていた経験から、あまり派手なハックはしたくなかった。

2010年9月19日日曜日

Kindle3 ゲットだぜ!

昨日、Kindle3が届いた。
もともとこの手のガジェットは大好きで、PalmPilotを日本語化して遊んでいたこともあるので、Kindle2あたりから、かなり気になっていた。
どうも中身はLinux&Javaのようだし、うまくすれば結構遊べるかもしれない……などと思いつつ、そんなことして遊んでる暇ないしなぁ……という思いもあって買いそびれていた。
Kindle3になって、日本語フォント内蔵で、ハックしなくても日本語PDFが読めると知って、ますます欲しくなったのだが、う〜んでもやっぱり……時間がなぁ。
ただ、最近、出先でメールを確認しなくてはならないことが多く、ノートPCやらPDAやらスマートフォン(ちょっと古目)あたりを持って歩くのだが、どれも、イザというときにバッテリー切れになる。
もしかして、Kindleって、すごくバッテリーが長持ちするのではなかったかな? こいつで、Gmailを読めば、いつでもメールを確認できるじゃないか!
つい、こんな愚にもつかない言い訳が思いついたので、勢い買ってしまった。円高だし、ま、いいか。

2010年9月14日火曜日

Ubuntu 10.04 LTS に TeX環境を簡単インストール

さすがUbuntuと言うべきか。TeX環境が思いのほか簡単にインストールできたので報告する。
TeX関連の環境設定は、全く何をどうすればいいのか、OSやディストリビューションが変わるたびに、毎回、試行錯誤をしながらトライ&エラーを繰り返すことになる。
最近は、高機能なワープロがUNIX環境でも動くので、普段の業務でTeXを使う必要は無くなっている。
テキストを処理してTeXで出力すれば美しい添付資料になるだろうなと思うときは何度かあったが、TeX関連のインストールが面倒だったし、その手のテキスト処理のスクリプトを書いている時間もないし、マウスを使ってコピペコピペでごまかしていた。
しかし、どうやらいまだに論文はTeXを使うのが前提となっている学会も多いらしい。簡単な論文を依頼されたのだが、論文を書くつもりなら当然TeXは使えますよねと言わんばかりの勢いで、eメールでTeXの雛形が送り付けられてきた。
しかも、TeXって便利ですよね的な雑談まで添えられている。有無を言わさぬつもりらしい。
まったく……、研究者という肩書きを持った方々は頭が硬くて困る。

愚痴ばかり言っていても仕方ないので、手を動かすことにした。

2010年9月8日水曜日

Ubuntu 10.04 に、Google日本語IME「Mozc」を簡単インストール

もうすぐUbuntu 10.10が出る。どうやら、10.10では、Google製日本語入力メソッド“Mozc”は正式採用されており、フツーにIBusの設定から、Anthyの代わりに選択して使えるようになるようなので、こんなことをわざわざ書いても、急激に情報鮮度が落ちてしまう。
そんなことはわかっていながらも、とりあえず、誰かの役に立つこともあるだろう。Mozcのテストも兼ねて、ここに書き留めておこうと思う。

2010年8月18日水曜日

Kindle for PC を Ubuntu(Linux) から使う方法

とりあえず、Kindle for PCがUbuntuから正常に立ち上がって、($0.00の本だが)正常に購入できたので報告する。
Kindle for PC(Windows用)を米国アマゾン(amazon.com)からダウンロードして、wineインストール済みのLinuxマシンで、実行するという話は、インターネット上にたくさん転がっている。(例えばここ「『Kindle for PC』をLinuxマシンで使う方法」)
しかし、やってみると何故かうまくいかない。皆、それぞれいろんなトライをしているようだ。一度うまくいかないと、Ubuntuやwineの設定だけでどうにかしようとしてもうまくいかないようだ。

2010年8月14日土曜日

遅ればせながら、Ubuntuって、すごいね

世間のLinux通の方々には、今更何をいっているんだと思われるだろうが、とにかく新鮮に感じたので、その感覚が色あせないうちに書いておくことにする。
先日、EeePC S101のWindowsXPがクラッシュして以来、Ubuntu 10.04LTS をインストールして使っているが、Windowsからの移行に関してまったく問題が起こっていない。ネットワークへの接続はもちろんとして、グラフィック画面や、音声出力の設定をはじめとして、日本語関連の設定から、プリンタの設定まで、まったく何のマニュアルも参照することなく、「こんな感じでいけたらラッキー」というつもりでクリックしていくと、全てうまく設定できている。(そもそも手動設定するところは少ない。ほとんどは自動設定のまま)
最も驚いたのは、EeePC S101がWindowsXPで使っていたときよりも、キビキビ動くようになったこと。

2010年8月10日火曜日

ChromOSを32bitPC上でコンパイル【1】

ChromiumOSをコンパイルする上で、極めて大切なことがある。
それは、Chromiumプロジェクトのページ「Getting and Building a Chromium-Based OS」のPrerequisites(必要条件)の項目に微妙な表現でこう書かれている。
"A 64-bit system for performing the build (we hope to support 32-bit machines as well at some point)"
コンパイル用には64bitのシステムが必要である。32bitのシステムに関しては、あくまでも"hope"(更に括弧書き)なので、 最新版でのサポートは期待できない。
案の定、gitでダウンロードした最新版は64bitシステム上でのコンパイルを前提としている。32bitシステムでコンパイルの作業を進めるのはかなり面倒だ。

2010年8月8日日曜日

ChromOSを32bitPC上でコンパイル【はじめに】

先日、雑務用に使っていたノートPCが死んだ。ノートPCというよりはネットブックというのだろうか、ASUSのEeePC S101。ULPCとかULCPC(Ultra Low-cost PC)などとも呼ばれる、HDDレスの超軽量PCだ。これにプリインストールされていたWindowXPがオシャカになってしまった。
最近、ウィルスバスターが走り出すと、急に動作が遅くなっていた。ウィルスバスターとは直接関係ないかもしれないが、カーソルが動かなくなってしまうことが何度かあって、その度に再起動していた。WindowsXPがうまく立ち上がらなくなった直接の原因は、その再起動の繰り返しだろう。一応、立ち上がりはするが、アプリがまったく動かなくなってしまった。
仕方ない、XPをリカバリーしてみようか……。いや、Linuxを入れようか。待てよ、そういえば、ChromOS。あれは確か、軽量ノートPCにぴったりなのでは?

2010年7月25日日曜日

Linuxカーネルとglibcの微妙な関係

Linuxに限らず、多くのUNIXライクなOSでは、C言語用の標準ライブラリとして、libcというライブラリが準備されている。そしてGNU版libcをglibcと呼んでいる。
UNIXがC言語を用いて書かれた最初のOSだということはよく知られている。逆に、UNIXを書くためにC言語が作られたと表現してもいいかもしれない。したがって、UNIXとC言語は切っても切れない関係にあって、ほとんどのUNIXおよびUNIXライクなOSは、カーネルのバージョンに合ったlibcを標準装備している。そして、全てのソフトウェアをオープンにすべく活動しているGNUプロジェクトから、それらのOSにもglibcが提供されている。

2010年7月21日水曜日

LinuxでRS-232CやRS-422などのttyポートをrawモードに設定する

RS-232CやRS-422などのシリアルポートは、デバイスドライバを介してttyポートとして扱われることが多い。ttyポートは、本来VT100などのダム端末を接続するポートとして設計されており、テキストデータの送受信を行うことを前提に設計されている。しかし、RS-232Cは、いまだに多くのデスクトップパソコンに標準で採用されていることから、RS-232C経由でバイナリデータの送受信を行うセンサー類は多い。また、RS-422はケーブルを比較的長くしてもノイズに強く、安定した通信が行えることから、FA用途で広く使われてきたこともあり、RS-422経由でバイナリーデータを送受信する測定器類の種類は豊富である。

2010年7月19日月曜日

Bloggerの更新を自動でtwitterに

昨日twitbackrを使って、このブログの更新情報をtwitterにツイートしようとしていたのですが、Pingoo!が一日一回しかBloggerのRSSの更新チェックをしてくれないので、twitbackr自体のレスポンスが速いにもかかわらず、ブログの更新情報が最悪の場合、丸一日ツイートされないということになっていました。思いついた時にちょっとつぶやくのがtwitterの流儀なわけですが、丸一日前のことをわざわざつぶやくというのはどうしたものかと。更に自動サービスであるにもかかわらず、一日前の情報をツイートして意味があるのかと。
そんなことを考えながら「何かあるだろうに」と思いながらググっていたら、ありました。

2010年7月18日日曜日

Bloggerで、pingを打つ方法

ブログ元祖のBlogger。Googleに買収されて、よりサービスが安定し、設定の自由度も高く、使い勝手は良い。
しかし、残念なのは、トラックバックに対応していないことと、pingが打てないこと。
トラックバックの代わりにBloggerでは「バックリンク」という仕組みが用意されている。
これは、Googleが自動で自分の投稿に対して張られている外部からのリンクを探してきて、投稿内に表示してくれる機能。何もしなくていいのでありがたいのだが、Google検索に引っかかる必要があるので、リンク元のサイトがGoogleのインデックスに登録されている必要がある。つまり、自分のブログの参照元がうまく見つかるかどうかはGoogleまかせというわけだ。でも、似た機能があるわけだから、トラックバックに関しては、まあよし。
問題はping。

twitterブログパーツ

twitterのブログパーツ(ウィジェット)を追加しました。

参考URL:
http://twitter.com/goodies/widget_faves

2010年7月13日火曜日

はじめました

最近、Linux関連で、やりっぱなしになっていることが多いので、まとめる意味でブログを始めてみます。
続かないかもね。