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2010年11月3日水曜日

IMをあえてibusからscimにしてみたら

Ubuntu10.10の標準のインプットメソッド(IM)はibusである。Google日本語入力mozcとの相性もよく使い易いのだが、残念ながらGoogle製webブラウザChromとの相性が微妙だ。
大方の作業では問題ないのだが、一部のフォームにテキスト入力しようとすると不具合が生じる。気持ちよく入力していて、おっ、この単語は前にも出てきたぞ、と思い、上の方にある単語をコピーするために、マウスでハイライトしてCtrl-Cを押した瞬間、その単語(コピー元)が消えてしまう。
また、テキスト入力欄の中で全文コピーしようとしてCtrl-Aを押した瞬間、一生懸命入力した全ての文字が消えてしまう。

最近、URLなどをコピーさせる目的で、テキスト入力欄をマウスカーソルでクリックするだけで先に書かれている文字列がハイライトされるような、スクリプト付きのフォームをよく見かけるが、そういうところでは決まって、テキスト欄をマウスでクリックした瞬間、文字列がコピーされることなく消えてしまう。
もっとも、対処法は簡単で、Ctrl-Zで文字列が消える前までUndoしてやれば良いだけだ。
とはいえ、Gmailで頻発するので、書いている文章の中身に集中できない。あっ!と思う瞬間に思考がプッツリ途切れる。
Chromが悪いのかなぁと思いながら、そのまま使い続けていたが、このたび、犯人はibusであることが判明した。
ibusを強制終了してからGmail上でテキストを入力し、Ctrl-Aを押してもCtrl-Cを押しても全く問題は起こらない。
仕方がないので、ibusをscimに変更することにした。
手順は簡単。scimとscim-mozcをインストールして、[システム]→[システム管理]→[言語サポート]から、「キーボードに使うIMシステム」でscimを選ぶ。一旦ログアウトして再度ログインすればibusの代わりにscimが立ち上がる。
はじめ、日本語モードへの切り替えがCtrl-Spaceに設定されているのでちょっと戸惑ったが、半角/全角キーを設定することで事なきを得た。
これでGmail中のコピペ問題も解決した。さあ、快適な環境が……と、思ったが、やはり標準がibusになっているにはそれなりにワケがあるようで、scimでは度々キー入力を受け付けなくなる。これも対処法は簡単で、そのたびにマウスでメニューバー中のIMのアイコンをクリックして、入力モードを切り替えてやれば良い。ただ、面倒臭い。
さて、どちらの不具合を受け入れるかだが、先のことを考えるとやはりibusが改善される可能性に賭けるべきなのだろうと思いながら、IMをibusに戻した。

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