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2011年1月4日火曜日

アウトラインプロセッサ on Linux

今年の正月は、原稿に追われることなく過ごすことができた。
そこで、自由に文章が書ける間に、普段あれこれ思っていることをある程度しっかりした形にまとめておこうと、いろいろ書き始めてみた。しかし、普段切れ切れに考えていることをまとめて文章に書き上げようとすると、頭から最後まで一気に書き下すというわけにはいかない。やはりそれなりの推敲を繰り返し、ああでもないこうでもないと章立てやパラグラフの並びを変えてみたり戻してみたりということを繰り返さなくてはならない。そんなとき、アウトラインプロセッサのお世話になる。WindowsだとStoryEditorという定番ソフトがあるのでさほど迷うことなく作業に入れたのだが、Ubuntuを使うようになって、アウトラインプロセッサを何にすべきか迷っていた。
とりあえずStoryEditorをwine上にインストールしてみたがダメだった。各種設定画面が思うように動作しない上に、文字の入力で不具合が出る。
仕方がないのでLinuxネイティブで動くアウトラインプロセッサをいろいろ試してみた。
まず、Tred。これはJava上で動くのでWindows - Linux間で同じデータをやりとりしながら作業が進められるのではないかと考えた。しかし、残念なことに、漢字コードの設定ができないので、それぞれの環境でのデフォルトの漢字コードが採用される。漢字コードが合わないためOSが変わると正しく表示されない。もし、どうしてもWindows環境とLinux環境を行き来しながら文章をまとめないといけないのならば、都度、nkf等の漢字コード変換ツールを使って、それぞれのネイティブな漢字コードに変換してやれば問題なく使用可能である。ただ、思いのほか面倒である。
いまのところLinux上で動けばいいので、Tredを使い続けても良かったのだが、どうもJava上で動くためか、機能が限られている割にキビキビと動く感じがない。思い込みだけなのかもしれないが、一旦、他を探すことにした。
インターネットでいろいろ検索すると、TreeLineの評判が良さそうだったのでこれも試してみる。少し使ってみると、高機能そうなのだが、データ入力モードと閲覧モードの切り替えが意外に面倒臭い。もう少し頑張って自分なりにカスタマイズしてみればおもしろのかもしれないが、どうやら、すぐに使えるという感じではない。あと10歳若ければ高機能でカスタマイズ可能なツールというのは大変興味があるのだが……。
もっと簡単なツールを探していると、NoteCaseというツールを見つけた。機能はいたってシンプル。そのぶん動きが軽快で使い易い。メニュー等が日本語に対応しているところがありがたい。少しこれを使い込んでみようと思う。

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