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2010年9月25日土曜日

Kindle3で日本語入力

Kindle3の購入に踏み切るきっかけは、Webブラウザの高機能化と、日本語表示の対応だった。
3G回線が無料で使え、日本語表示ができるのであれば、出先でGmailをチェックすることができる。Kindle2をハックしてもできるようだったが、昔、PDAの類をハックしまくっていた経験から、あまり派手なハックはしたくなかった。

というのも、この手のITガジェットのハックというのは軽い催眠効果のようなものがあって、やりはじめるとどんどんハマっていってしまう。特に、インターネット上のWebやBlogが普及しはじめてからは、ハッキング情報には事欠かない。こんなことできないかなと思ったら、たいていは誰かが先にやってblogにUpしている。
これらを順番に試していくと、どんどん楽しくなって仕事も時間も忘れ、何時間もブッ通しでガジェットとの蜜月の時間を過ごすことになる。たいていは1日では終わらず、1週間、モノによっては1ヶ月以上に及ぶこともある。
しかし、別れの日は突然訪れる。ハックが原因でガジェットが暴走したり、使い込むほどにバッテリ不足が気になったり、理由は様々だが、結局、本当の理由は単純にハックすることに飽きたわけだ。
派手なハックは飽きるの早い。
「おっ、仕事に使えるかも」と言ってガジェットを買い、仕事を忘れてハックし続け、ハックに飽きてハタと気づくと仕事の山と呆れた同僚たちに囲まれている。
慌てて仕事に取り掛かろうとすると、度重なるハックで不安定になったガジェットなど単なる邪魔者だ。勢い、タンスの引き出しに放り込んで、永久の別れということになる。
Kindle2関連のハック情報を読んでいる限り、Kindle2を買ったとしても「また、やっちゃいそう」な感じだった。
だから、Kindle2の日本語化ハックは、とっても試してみたかったけど、Kindleの購入をググっと思いとどまった。
Kindle3になって、ついに日本語表示に対応し、ブラウザも高機能になった。どうやら、そこまでのハックは必要なさそうだ。購入して、出先でGmailを確認することも確認した。そしたら、やっぱり日本語でGmailが書きたくなった。
何か方法はないかと思ったら、なんと、その名もズバリ「きんどるGmail(http://matsuu.org/kindle/gmail/)」というのがあった。このフォームにはJavaScriptでIMEが作り込まれている。Kindle側にIMEがなくても日本語が使える仕組みだ。
これなら、日本語入力のために本体をハックする必要がない。
どうやら、“Ajax IME(http://ajaxime.chasen.org/)”が元になっているようだ。このままではKindleでは使えないので、JavaScriptの一部を修正したものがこちら(http://matsuu.org/ajaxime/)にある。
これをベースに、Google検索、Gmail、twitterにそれぞれ対応したのが下の3つ。


つぶやきんどるに至っては、タイムラインも表示される。
バッテリー寿命の長いKindleを持ち歩いていれば、イザというときに便利である。

イザって、どんなとき?
例えば、月々の料金が払えなくて携帯電話もインターネットも止められたとき、通信料amazon持ちのKindleがあれば、とりあえず、ゆるゆるとtwitterやGmailでコミュニケーションを取り続けることができる……

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